デザインコンテスト2025

DESIGN CONTEST 2025

お庭のリフォーム展示会実行委員会では、次世代を担う世代へのエクステリアの認知・啓蒙を目的として、東北6県の農業高校・工業高校に在籍する生徒を対象に『高校生によるガーデン・エクステリアデザインコンテスト』を開催しております。

開催9回目となる2025年は、6校から87作品の応募がありました。 2025年4月中旬に「お庭のリフォーム展示会実行委員会」メンバーによる厳正な審査を行い、受賞9作品が決定しました。

審査風景
審査の様子
審査風景
審査の様子
審査員集合
審査:お庭のリフォーム展示会実行委員会

高校生による
ガーデン・エクステリア
デザインコンテスト2025受賞作品

Garden Exterior Design Contest 2025

最優秀賞

最優秀賞作品:暮らしを彩り未来につなぐ庭

暮らしを彩り未来につなぐ庭

秋田県立秋田工業高等学校
庄司 真菜さん

講評

家族が豊かに暮らすためのお互いの繋がりを大事に設計

図面の描き方が丁寧でプランが実用性に秀でています。ポイントポイントのパースが細かく表現されていて、引出し線の角度や感覚が美しく、各ゾーンの説明文も明解でとても優れています。

冬は暖炉に春~秋はBBQや焚火にと、常に家族が「火」と関わる温もりに溢れた人々が目に浮かぶ。「活動の庭」はグリッドデザインによって安定・安心のある配置で動線も無駄がなくスムーズ。幅1m程の菜園は手の届く範囲で作業が手際よく野菜の彩りも楽しめる。

「静の庭」は樹木と石材で落ち着いた色彩になっている。静の空間を斜めに切るラインは、「静」を際立たせる緊張を生む。センスを感じます。

優秀賞

優秀賞作品:トロピカルな暮らし

トロピカルな暮らし

宮城県石巻工業高等学校
大森 菜湖美さん

講評

植栽の適正な配置と他の素材(石材など)とのバランスが優秀

植栽の配置の仕方と各素材の使い方が、「トロピカル」というコンセプトに丁度良くマッチしています。「トロピカル」と聞くと、南国の植栽をふんだんに使うことをイメージしてしまうが、この作品は植栽の特徴を良く研究し、季節の変化も考慮して設計をされています。石材やタイル、各色の使い方も丁度良く、長く暮らしていても飽きがこない自然で広々とした庭の提案がされております。駐車スペースにもう一工夫がされるとより良い作品となったと思います。

優秀賞

優秀賞作品:庭からの恵み

庭からの恵み

宮城県石巻工業高等学校
佐々木 日和さん

講評

テーマを実現するための周辺アイテムの独創性がポイント

周辺アイテムの利便性が高く、なおかつオリジナルのデザイン性が優れています。

小屋やカースペースは単純に収納庫として農具や車を置くだけの空間ではなく、多目的に家族が使えるようにリビング機能を設けている点が素晴らしいです。特に、カースペースにおいては、既存のデザインにとらわれない高い独創性を感じます。サツマイモ畑を中心に家族が素敵な時間を過ごすイメージが想像できます。

優秀賞

優秀賞作品:せせらぎ奏でる旋律

せせらぎ奏でる旋律

宮城県白石工業高等学校
長谷部 桜華さん

講評

コンセプトがしっかりとプラン化されている

人物像や職業、家族構成を具体的に設定しており、明確にプランに反映されています。

コンセプト「せせらぎ奏でる旋律」なんと素敵な表現でしょう!プロでも浮かべることができないくらい素晴らしいと感じました。思い出のある場面をプランに入れるなど粋な計らいが素敵です。水辺のある心の癒しと優雅で充実した暮らし方がプランから想像される素晴らしい作品です。

入選

入選作品:少しファンタジー

少しファンタジー

宮城県石巻工業高等学校
阿部 佑紀さん

講評

楽しく歩ける動線

限られたスペースの中で、タイトルである「少しファンタジー」に出てくるシンボルが楽しく自由にデザイン配置されています。玄関から道路までのアプローチの途中で動線が左右に分かれ、ツリーハウスや噴水から、さらに敷地一番奥の勇者の像まで小川の橋を渡りながら歩ける遊び心、側の流れと通路がそれぞれSの字になっているアイデアも評価いたしました。ツリーハウスにユーモアがある事から、カーポートとの併用性にもう一工夫があればさらに楽しい作品になったのではと思います。

入選

入選作品:和洋折衷

和洋折衷

宮城県白石工業高等学校
半澤 瑠奈さん

講評

『和洋折衷』という難しいテーマが見事に具現化されている

シンプルなテーマでありながら、和風・洋風それぞれがしっかりと作り込まれ、それを平面図及びパースからもしっかりと伝えている事が優れています。また、「和洋折衷」というコンセプトに対し、和風・洋風それぞれのゾーンが独立しながらも、エクステリア全体で見た時に違和感なく調和している点も好評価です。更に洋風ゾーンについても水を使った提案にも挑戦されており、家族4人全員が楽しめるであろうお庭のプランづくりに見事に成功しています。

入選

入選作品:自然と共に生きる庭

自然と共に生きる庭

山形県立村山産業高等学校
後藤 美南さん

講評

しっかりした植栽計画と照明計画

季節を感じる落葉樹(桜・モミジ)や目隠しや陽射しを遮る常緑樹の配置が適切でとても優れています。

快適な庭での暮らしを考える時とても大事な3つの要素は①プライバシーの保護 ②陽射し対策 ③自然とのふれあいです。他にも無理の掛からない動線やゆとりの「間合い」等もあります。このプランには①~③のすべてが配慮され落し込まれています。玄関(門扉)部のパースのアングルがとても良い。上部のカーポートのブルーとブラックが他のYR系の色相にメリハリをつけて効果的です。

入選

入選作品:My Precious Garden

My Precious Garden

秋田県立金足農業高等学校
三浦 唯愛さん

講評

『五感』を味わえるプライベートガーデン

1年を通じて植栽の変化や景色を楽しむ事が出来る事を想像し、植栽計画をしっかり取り入れた素晴らしいプランです。植栽の特性を捉え、高低差のバランスをとり、色合いも含めどこから眺めても心地よいプライベート空間になっています。パーゴラやガゼボも植栽としっかり絡め、立体感もとても良いバランスで設計してあります。景観だけではなく香りも楽しむ、正に『五感』を味わえる素晴らしいプライベートガーデンです。

入選

入選作品:自然と過ごす庭

自然と過ごす庭

秋田県立秋田工業高等学校
鎌田 花夏さん

講評

家族全員が外で楽しく過ごせる空間設計

ご家族それぞれの趣味や共通の趣味を実際に使用する事をイメージし、生活同線もしっかり取れており、実用性が高い設計になっています。リビングから一歩外へ出ると、広いテラススペースがあり、ガーデンアーチドームやサクラが立体感を感じつつ、プライベート感も増し、心地よい空間になっております。更に大きなポイントはそれぞれの空間でベンチがあり、様々な空間で寛げる事が出来る設計になっております。ご家族全員が外で楽しく過ごしている事が想像できる、とても素晴らしい設計です。

二次審査通過作品:自然との共生

自然との共生

宮城県石巻工業高等学校
吉田 瑠輝哉さん
二次審査通過作品:デザイアーハウス

デザイアーハウス

宮城県石巻工業高等学校
山口 可鈴さん
二次審査通過作品:幸せの庭

幸せの庭

宮城県石巻工業高等学校
大槻 雛未さん
二次審査通過作品:幸せな時間

幸せな時間

宮城県白石工業高等学校
島貫 夏光さん
二次審査通過作品:好きをきわめる

好きをきわめる

山形県立村山産業高等学校
佐々木 蓮奈さん
二次審査通過作品:観て・くつろいで・食べる庭

観て・くつろいで・食べる庭

秋田県立金足農業高等学校
一関 空さん
二次審査通過作品:The 最高のくつろぎ

The 最高のくつろぎ

秋田県立金足農業高等学校
原田 花さん
二次審査通過作品:夏の庭(garden of Summer)

夏の庭(garden of Summer)

秋田県立金足農業高等学校
松下 愛さん
二次審査通過作品:自由と安らぎの庭

自由と安らぎの庭

秋田県立金足農業高等学校
前川 美涼さん